1994年に秋葉で購入した2A3ペアチューブです。r2A3の聞き比べで6本中のペアから気に入った2本ペアを選別したものです。その後、家で数時間使用後、そのまま倉庫入りしました。箱は古いので、汚れがありますが、中は当時のままです。rr米国製で、2枚プレート構造の2A3となります。2つのプレートをパラにして電流を稼ぐ構造ですが、音は1枚プレートの方が好みです。1枚プレートでは音が300Bと似たような印象となります。因みに、最近入手できる2A3は、作りやすい2枚プレートが多いと思います。rr***以下は2A3の生い立ちで、商品とは関係ありません。***r管の印字が緑色のものは、Sylvaiaの工場1)で作られたものらしいです。rこの2A3も、もう40年近く前の製造となります（か？）。rSlyvaiaの真空管の印字色はよく議論されることが多いですので、調べてみました。r*1)Sylvaiaの真空管工場：Hygrade Sylvaia Radio Tube plat Pesylvaia (est. 1929)rr資料2)によるとPhilips（Eidhove）は軍を相手の（儲かる）商売のために1981年にSylvaiaを買収しましたが、商売が続かなくなり1988年にはSylvaiaの上記の工場止めることになったみたいです。（原因は記述ないです）rそれまでの間に、生産された真空管の印字色に違いがあり、1981年から1986年までは緑色のSylvaia brad colorが印字され、1986年からはPhilips brad colorの薄青色の印字に代わったそうです。rr当時、PhilipsはSylvaia以外の真空管製造会社も買収しています。皆様もよくご存じのMullard, Amperex, Tugsram, Miiwatt, Valvoなど。中でもSylvaiaは、ずば抜けた品質だったようです。r*内容に真実と異なる点がございましたら、ご指摘ねがいます。rST管もあてはまるのでしょうか。r*2)資料：www.effectrode.com/kowledge-base/thats-a-sylvaia-tube-the-prit-is-gree-o-its-blue/